@article{oai:klc.repo.nii.ac.jp:00000471, author = {久﨑, 孝浩 and 水町, 愛}, issue = {21(2)}, journal = {心理・教育・福祉研究:紀要論文集, Japanese journal of psychology, education and welfare}, month = {Mar}, note = {本論文は,先行知見のレビューを通して,音楽活動が共感発達に促進的な影響を及ぼす可能性を検討するものである。まず,音楽の幾つかの要素が次に来る音のピッチやタイミングの予測を可能にして同期やハーモニーを生み出し,さらにそこから生じる快情動が他者との結びつきをもたらす可能性を説明した。また,他者との結びつきを強める共感と音楽活動の関係を検討した多くの研究から,音楽活動が共感発達に寄与することを確認した。そして,その心理行動メカニズムとして次の仮説を提示した:(1)音楽で表現される情動に晒されることで情動的共有が発達する;(2)音楽パフォーマンスの練習と他者評価が認知的共感を発達させる;(3)ダンス・歌唱・演奏を同期させる楽しいやりとりが共感的関心を強める。そして神経科学的メカニズムとしては,音楽活動が情動経験に関わる島皮質等の機能を向上させて共感発達を促している可能性を示唆した。今後,どのような対象者,音楽内容,活動内容,プログラムの教育実践が共感発達に効果的かを検証する必要性が確認された。}, pages = {117--133}, title = {音楽活動・教育は共感・向社会的行動の発達を促進させるか?:研究レビューと理論的検討}, year = {2022} }