@article{oai:klc.repo.nii.ac.jp:00000413, author = {増本, 利信 and 川中, 瑞帆 and 岩永, 竜一郎}, issue = {20}, journal = {心理・教育・福祉研究 : 紀要論文集, Japanese journal of psychology, education and culture}, month = {Mar}, note = {本研究では,通常学級に在籍し通級指導教室を利用している小学生を,読み困難の有無によって2群化し,読み行動時の眼球運動の様相を比較することで,読み困難が読み行動に与える影響を明らかにすることとした。その際,音読と黙読,縦書きと横書き,精読と速読,有意味文と無意味文の比較を通して,各条件における影響を認知機能,学習習得度及びデコーディング能力の関係から考察した。本研究参加者は,知的発達については読み困難有り群が有意に高いものの,学習習得度については差が見られなかった。眼球運動については,黙読条件を除く各条件下において,読み困難群に固視時間や固視回数の増加傾向が見られた。また,読み困難群にデコーディング能力の低下が見られた。以上から,読み困難群は,知的能力が学習習得に反映されていないことが推測された。また,読み困難群は,固視回数及び固視時間の増加などの眼球運動不全が認められた。意味理解を必要とする音読時に見られる眼球運動不全には,意味理解能力やデコーディング能力が影響していることが示唆された。}, pages = {33--43}, title = {読み困難児の眼球運動と読字能力・認知機能の関係について}, year = {2021} }