@article{oai:klc.repo.nii.ac.jp:00000342, author = {荒木, 千賀 and 河田, 将一 and 一門, 惠子}, issue = {18}, journal = {心理・教育・福祉研究 : 紀要論文集, Japanese journal of psychology, education and welfare}, month = {Mar}, note = {本研究では,熊本地震が自閉症スペクトラム障害の人々の心身にどのような影響を与えたのかについて,自閉症スペクトラム障害群(ASD群)と定型発達きょうだい群(TDS群)との比較検討を行った。その結果,ASD群とTDS群の双方で,急性ストレス反応(ASR)や心的外傷後ストレス障害(PTSD)に特徴される「生理的過緊張」「退行現象」が多く出現していたことが示唆された。一方,ASD群では,生理的過緊張の反応が重なった際に,こだわりやパニック,独り言,自傷や退行などの自閉的行動特徴の表出が顕著となり,嗜好や習慣を変容させる程の強いストレスとなっているケースも多かった。また,同群内の比較では,被害の大きかった地域や家屋の全壊での睡眠の問題や,余震の続く地域での僅かな振動や物音への恐怖が顕著となった。他方,震災への備えについては,震災前の訓練・準備に必要なものとして,集団でのルールやマナーの習得を含めた事前の避難訓練,偏食の矯正,トイレ・共同生活への対応,宿泊経験の拡大などが挙げられた。}, pages = {67--79}, title = {熊本地震による自閉症スペクトラム障がい児者の心身への影響と保護者の対応について}, year = {2019} }