@article{oai:klc.repo.nii.ac.jp:00000337, author = {江頭, 佳子 and 糟谷, 知香江}, issue = {18}, journal = {心理・教育・福祉研究 : 紀要論文集, Japanese journal of psychology, education and welfare}, month = {Mar}, note = {本研究では,がんの再発を経験した患者が,がん罹患という出来事をどう捉えて心理的適応を図っているのか,経験の意味づけに着目して検討することを目的とする。乳がん再発を体験した60歳台の女性に, 2 度(合計時間70分)の半構造化面接を実施した。患者の経験する心理的変化を分析するための枠組みとして,複数径路・等至性モデル(Trajectory Equifinality Model; TEM)を用いた。がん罹患によって生じる危機反応は、初発の時より再発の時の方が強いと先行研究で指摘されているが,本事例では逆に,初発の時よりも再発の時のほうが弱い危機反応という結果であった。アイデンティティの再確立に大きな影響を及ぼしていたのは,「信頼できる人への相談」と「ピアカウンセリング」であった。ピアカウンセリングは,「何よりも人づきあいが財産」という新しい価値を見出し,「人の為に役に立ちたい」と思い,「ありのままの今の自分でできること」を探し,行動し生きる意味を確認していくことにつながっていた。}, pages = {9--19}, title = {再発を繰り返すがん患者のアイデンティティの再確立について}, year = {2019} }