@article{oai:klc.repo.nii.ac.jp:00000289, author = {石坂, 昌子}, issue = {14}, journal = {応用障害心理学研究}, month = {Mar}, note = {本研究では, 看護職の死の意味づけについて, 一般成人および看護経験年数間において質問紙調査により比較検討した。まず, 看護職153名と一般成人504名の死の意味づけを比較した。その結果, 看護職は一般成人よりも死を苦難から解放する手段として捉え死後も自己や他者は存在し続けると考えることで受容する傾向がみられ, 一般成人は死に積極的に意味を見出さない傾向が示唆された。つまり, 看護職は死に対して"接近"的な態度を, 一般成人は"ポジティブ-回避"傾向をとることが考えられる。次に, 看護経験年数により死の意味づけを比較した結果, 経験年数の長い看護師はあまり積極的に死の意味を見出さないという傾向を示した。この"ポジティブ-回避"傾向は, 死と関わることが多い"接近"的な外的環境のなかで内的に死と距離をとることができる柔軟性を示唆しており, 看護職の継続を支えていることが推測される。本研究で死の意味づけについて解釈モデルとして提案した「評価」と「距離」は, 一般的傾向と臨床現場の両方に有用な視点として重要であろう。}, pages = {17--25}, title = {看護職の死の意味づけに関する検討 : 看護経験年数による比較を通して}, year = {2015} }